就職支援人類 老人甚平

おっさんから爺さんになった就職支援人類を標榜する老人・甚平。仕事以外にもいろいろ言いたい事あるわなぁ  超短気 発熱ブログ

    自立を目指している方 またその就職支援に携わる方へのメッセージ                            必ず なんとかなります 何とかなるぜ

あじさい 障害者130人解雇に見る障害者ビジネスを簡単徹底解説

あじさい 障害者130人解雇に見る障害者ビジネス

を簡単徹底解説

 

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貧乏ビジネスという言葉がある

貧乏人がいないと困るビジネスってなんだと思いますか?

 

24Hマンガ喫茶、ドヤ旅館、下町食堂、吉野家?、100円マック、下町カップ酒自販機、百円均一、中古格安パソコン屋など

お金を少しでも倹約したい人にとても役立つビジネスだ。

 


でもこれが障害者ビジネス、障害者を利用した金儲けになると話が違ってくる。


障害者が働く就労支援事業所を運営する株式会社「あじさいの花」(倉敷市片島町)が、同市内の事業所2カ所を閉鎖。

事業所で働く障害者130人が解雇される。障害者の就職先は決まっていない。

助成金の不正受給の疑いで役員が逮捕され、経営環境が悪化したためという。

 

全国でも障害者の大量解雇が相次ぎ、昨夏以降、計約850人に上るという。

なぜこんなことが起きるのか?

 

一般企業への就職が難しい障害者(知的及び精神障害者など)が支援を受けながら働く場所。運営する事業所は障害者と雇用契約を結び、原則として最低賃金以上を収益から支払う。事業者は国から補助金を受け取れる。(A型事業所と言われている)

 

本来は、事業所はそれぞれ確固たる収益事業を営みそこで障害者の方に働く場を提供する。そこで働く訓練を身に付けられた人は社会に出ていく、その後押しとなる。

そういう事業の運営に対して国から助成金が出ている。なるほど尊い構想だ。

 

ところがここに福祉や支援の思いもなく助成金目当ての人間が群がってくる。A型事業所はとんでもなく増加した。

平成22年には全国で700あったものが平成27年5年間で3200事業所に増えた。事業所の携帯は社会福祉法人は2割程度、実は営利法人が一番多く参入している。

 

ろくに設備投資をせず、人件費を切り詰めるため知識や経験の乏しい職員を集める。

事業への工夫がたらないので事業収入は障害者への給与の半分にも満たない。

しかしここに助成金が登場する。

助成金から障害者への最低賃金などを払い、残りを利益にしようと目論む。

 

中には確固たる事業の確立を目指すでもなく、資金がかからず売上が見込める事業にやみくもに手を出す。

産業廃棄物処理や健常者でも根をあげる厳しい工場作業など、そんな作業に障害者を送り込む事業所もある。

障害者の労働時間を水増しして助成金を得る手法もある。

 

そんな支援事業所には残念な支援員がいる。

何の理念もなく適当な運営をしている事業所にはそれなりの適当な人間が支援員として採用される。

こういう職員は今までずっと劣等感とともに人より下の立場で生きてきた。

それが、障害者施設に勤めたら、自分より能力が劣る人間がたくさんいるので、なんだか急に自分が偉くなった気分になる。

障害者に対して、威圧的な口調や態度を取り始める。これが障害者施設で体罰や人権侵害が絶対なくならない理由である。

そして、こんな助成金頼りのだけの理念も経営手腕もなく安易に乱立した亡者施設が今、どんどん潰れていく。解雇という言葉になるが、誠に勝手な支援放棄で、属していた障害者は 棄てられていく。


助成金によって、安定した高い収益が得られる」

こんな噂を聞きつけて魑魅魍魎な輩が集まってくる。そこには障害者支援とか福祉とかの言葉はない。厚生労働省には、綺麗事理念で予算を垂れ流すだけではなくしっかり現場の事業所運営を把握し、管理してほしい。

 

ここまで憤りとともに書き殴ってきたが、もちろんこういう類の施設ばかりではない。

 


福祉法人ではなく形式上営利法人の小さな支援事業所。社長は60代の女性。自分の子供が障害者として生まれ、ハンディを背負った子供たちのために強く何かをしたいと思ってこの事業を立ち上げた。

一人ひとりの障害の特性に応じて、またその特性を見極め個別の細やかな支援プログラム作っているそうだ。

応援するスタッフの方も子供が障害者であったり、また本人が障害者であったりもする。


利用する障害者の方、ある方に話しかけたらどんな作業しているかの説明が長く止まらなくなって困ったが、ここではみんなの顔に笑顔が張り付いている。一人ひとりの時間がゆったりと流れていた。

みんなここで頑張ってちゃんと就職までたどり着くのでここを卒業していくんです。それはとても嬉しいことなんですが、反面利用者が減る事で頭を抱えることもありますね、と、笑顔が優しい社長。

ここには人を支援する、育む、 という(こころ)があった。

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